羽生善治/大局観

羽生名人が40歳を迎えるにあたり、これまでの自分の将棋を振り返った本。「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉が印象に残った。あれだけ勝っていればもっと慢心することもあるだろうに、物事の原因をつきつめていく前向きな気持ちを持ち続けられることに感服する。