2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

赤瀬川源平/芸術原論

芸術原論 (岩波現代文庫)作者: 赤瀬川原平出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/05/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (15件) を見る岡本太郎の本みたいだ。「トマソン」あたりとは違う、気合の入った芸術宣言。今こういうこと…

坪内祐三/一九七二

一九七二―「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」 (文春文庫)作者: 坪内祐三出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/04メディア: 文庫 クリック: 20回この商品を含むブログ (82件) を見る連合赤軍とストーンズ、「日本のロック」についての記述が面白い…

南Q太/デイト

デイト (祥伝社コミック文庫―南Q太傑作選 (み-2-2))作者: 南 Q太出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2006/01/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (30件) を見る初期短編集。この人のマンガもドラマになっておかしくないと思う。

AOMORI Rock Festival

青森でロックフェスなんて遠いなあと思っていたのですが、19歳の男性が企画した手作りフェスティバルだとは知らなかった。経緯はこちらなど。サイトを見てみるとなるほど手作りっぽい。 どんな運営なのか観にいってみたいものです。

斉藤環/戦闘美少女の精神分析

戦闘美少女の精神分析 (ちくま文庫)作者: 斎藤環出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/05/01メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 258回この商品を含むブログ (173件) を見る文庫になっていた。今読むと取り上げられているアニメは古いのだろうが、最新の内…

向田邦子/思い出トランプ

思い出トランプ (新潮文庫)作者: 向田邦子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1983/05メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 82回この商品を含むブログ (125件) を見る学生の時以来の再読。前に読んだ時は、一見とりとめないトピックが最後に組み合わさる展開を楽…

グレアム・グリーン/二十一の短編

二十一の短編 ハヤカワepi文庫作者: グレアム・グリーン,高橋和久出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/06/09メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 75回この商品を含むブログ (24件) を見る少年たちのいたずら(された方にとっては大問題だが)を軽く描いた「…

パウル・クレー展

川村記念美術館のパウル・クレー展に行ってきた。 MoMAで見て、ああ、この人いいなあと思ったので観にいったのだが、私が好きな時期の絵は意外に少なかった。川村記念美術館はいい企画をしていると思うのだが、いかんせん遠いので足が遠ざかってしまう。

エドワード・ファーマン&バリー・マルツバーグ(編)/究極のSF

ロボット、タイムトラベル、不死などいくつかのテーマを決めて作家に依頼した短編集。原題がどうなのかわからないが、「究極」と言われて期待した分、少し期待外れだった。悪くはないが。。各短編についている、作家の選んだ「このテーマに関して必読」本の…

中川いさみ/大人袋1-3

こちらも「じみへん」に似ているが、下ネタが多い。

中崎タツヤ/じみへん たたき売り

「伝染るんです」が終わったあと、4コマではこれと「OL進化論」が気に入っていた。脱力具合が好き。

川原泉/笑う大天使

映画化を機に読み直し。嫌いではないが周囲で評価されているほどよいとも思わなかった。絵が苦手なのかもしれない。

筒井康隆/日本以外全部沈没

「日本沈没」と同時期に映画公開のこの話、一体どんな内容だろうと思い読んでみた。短編だったんですね。これを一本の映画にふくらませるとは、どうシナリオを作ったのか映画の方を見てみたい。

シオドア・スタージョン/時間のかかる彫刻

絶版になっていた短編集の復刊。もう少し心理描写に踏み込んでもいいのでは、というところもあるが、「時間のかかる彫刻」「茶色の靴」あたりが好みだった。

東京ブックフェア

ビッグサイトで開催の東京ブックフェアへ。朝から行ったにもかかわらずけっこうな人だった。一般読者として一番楽しみなのは各社の販売ブースだ。絶版本も含め、ほとんどの20%引きで購入できる。普段買うような文庫本は手を出すときりがないので、安いなら買…

アーシュラ・ル・グィン/夜の言葉

「ゲド戦記」などで知られるル・グィンのSF論。フェミニズムに関する言説が多く、「女性SF作家」の嚆矢として苦労したのだろうな、と思わされる。現代も「女性SF作家」は多いとは言えないが、この人やティプトリー・ジュニアがいなければ続く人はさらに少な…

freedbサービス停止

スラッシュドット日本版で知りました。freedbはフリーの音楽CDデータベース。winampなど、CDプレーヤーソフトの多くはCDを入れると自動的にCDのタイトルや曲目の情報をダウンロードしてくれますが、そういったソフトに無料でデータを提供していたdbサービス…

オノ・ナツメ/リストランテ・パラディーゾ

絵が変わっていたので手に取った。抑えた表現だが前向きな話だ。初めて読んだ作家で、安定してストーリーを作れる人なのか、今作がとびきりの出来なのかは分かりづらい。もう何作か読んでみたい。

リリー・フランキー/東京タワー

木槌で膝を叩くと足が上がってしまうようなものか?振り返ってみると大した話ではない、と思うものの涙腺が反応してしまう自分が悔しい。