馬頭琴とホーミー

少し前に、馬頭琴とホーミーを聞きに行った。
 馬頭琴といえば教科書にのっていた「スーホの白い馬」の印象しかなかったのだが、思ったより武骨な楽器で、素朴な音色だ。大きさの割に音は通らない。下北沢のこじんまりとしたモンゴル料理店でのライブ。馬の骨から作っているのかと思えばそれは伝説で、実際は木でできた胴体に馬の毛の弦でできているそう。糸巻きは馬の形をしていた。
 ホーミーの発声には4種類あるそうで、質問したらそれぞれ実演してくれた。どれも、大まかに言えばウーという低音と同時に、金属的な高音が出るのだが、「人間から出ている音とは思えない」というのが第一印象だった。演奏していた岡林さんという方も、教わるのは大変だったそう。