ステップフォード・ワイフ

監督 :フランク・オズ
原作 :アイラ・レヴィン
脚色 :ポール・ラドニック
主演 :ニコール・キッドマン / マシュー・ブロデリック / ベット・ミドラー


ローズマリーの赤ちゃん」「ブラジルから来た少年」などで有名なアイラ・レヴィン原作で、ブラックユーモアの利いた話がリメイクで映画になる、と聞いてまず原作を読んでいました。
アリーMyLove」、「フレンズ」のDVDを見たときも「男に従順に従う女」という文脈で"stepford wives"という台詞もあったし、オリジナルは意外と有名な映画なんでしょうか。
今回の映画のほうは、もっとブラックな語り口を期待していたのですが、一口で言えば全体的に薄味。題材は面白いのに(時々ニヤリとするところもありましたが)、細かいところの描きこみはあまりなく、あっさり終わってしまったのが残念。キャストは豪華なのに、もったいない。
最後は原作と違い、とってつけたようなエンディングながら、現代的な終わり方になっていました。
ただしビジュアル面では「古きよき〜」という印象で全体が作りこんであり、前半のニューヨークのシーンとの違いも面白かったです。
#ドッグヴィルを見たときにも思ったのですが、ニコール・キッドマンは左利きみたいですね。個人的には後半のゴージャスバービー人形風よりショート黒髪の方がいいかも。