コンラッド/コンラッド短編集

コンラッド短篇集 (ちくま文庫)

コンラッド短篇集 (ちくま文庫)

「文明の前哨地点」で、主人公の白人貿易商2人が追い詰められていくさま、それを見ている現地人の召使の対比が皮肉だった。「闇の奥」を読んだときにも思ったが、コンラッドは自分の育った西洋文化に対して距離を置いて見ることができた人なのだろう。