アーシュラ・ル・グウィン/所有せざる人々

名作と言われている本で期待していたが、政治色が濃さに辟易してしまい、少し肩透かしだった。主人公の意思の強さ、公正に判断しようという心は気持ちが良い。70年代に書かれたことにも意味があるのだろう。