岡野宏文・豊崎由美/百年の誤読

百年の誤読 (ちくま文庫)

百年の誤読 (ちくま文庫)

1900-2004年のベストセラーに対し、10年毎に区切って著者2人が今の視点で語っていく。前書きの「ベストセラーの正体って、(略)・・・ヘナチョコ?」という疑問に対しては、悲観的な回答が出ていた。自分が読んだことがあるのは取り上げられている本の2-3割というところだが、自分の考えていなかった視点が多く面白く読めた。