2007-04-19 山田昌弘/希望格差社会 本 希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く (ちくま文庫)作者: 山田昌弘出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/03/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 89回この商品を含むブログ (82件) を見る格差の広がってきた現在の日本社会からは、今は「負け組」でも努力すれば「勝ち組」になれる、という「希望」が失われているというテーマに沿ってデータを並べながら論じている。階層移動という面からとらえれば江戸時代だってそうだが、現代は建前上は「努力すれば報われる」ということになっており、あきらめのタイミングが失われてしまっている、という論点は面白かった。 海外の研究書で何冊か面白そうなものがあり、それらも読んでみたい。