ジョアン・ジルベルト

東京国際フォーラム。開演時間を過ぎても「まだ到着しておりません」「ただいまホテルを出ました」のアナウンスで、実際に始まったのは1時間15分遅れ。
　2003年の初来日時も聴きに行ったのだが、相変わらずのスタートだ。お客もそれを知っていて、まただと思いながらも暖かく見守っているように感じた。
　全体的にギターの音は抑え目で、声が前面に押し出されているように聞こえた。心のおもむくままの歌と、全く別のところで奏でるギターのリズムが1つの曲として絡み合う(ギターと歌のリズムが違うのはえらく難しいと思う。なんでこういうことができるのかわからない)。こちらの思い入れもあるのだろうが、子供が楽しくてやっているような、自由奔放さが彼の魅力だと感じた。声がよく出ていて聴いていて楽しい演奏だ。
　「想いあふれて」が聴ければ自分は満足だが、さすが有名曲が目白押しだ。ネットで何箇所かから拾ってきたセットリストはおおよそこんな感じ。
1. Tim Tim por Tim Tim
2. Ligia
3. ?
4. Wave
5. ?
6. Voce Nao Sabe O Amar
7. Aos Pes da Cruz
8. Preconceito
9. Disse Alguem
10. Estate
11. Bahia com H
12. Guacyra
13. Caminhos Curzados
14. Desafinado
15. Rosa Morena
16. ?
17. Retraro en Branco e Perto
?18.
19. Samba de uma Nota So
20. Morena Boca de Ouro
21. Ave Maria no Morro
22. Chega Saudade
--アンコール--
23. 日本についての歌?
24. Garota de Ipanema
25. Corcovado
26. Meditacao
27. De Conversa ero Conversa
28. O pato
29. Nao Vou pra Casa
30. A Felicidade
31. Isaura
終わったのはアンコールも入れて20:00で、約2時間を楽しんだ。来週の公演ではDVDを収録するという。同じセットリストなら買いそうだ。