「おたく:人格=空間=都市」展

東京都写真美術館で開催中の「おたく:人格=空間=都市」展に行ってきた。土日は入場制限中もしているようで、随分な混みようだ。内容は「おたく」系のポスターやフィギュア、レンタルショーケースの再現、コミケのブース配置図と同人誌、「おたくの個室」の写真などで、解説が加わるというよりは現象を展示しているだけ、に近い。海外の展示が国内凱旋、ということで、「ぷに」「萌え」「へたれ」等の解説には脱力する。
 「おたくの個室」は都築 響一の仕事のように、おたくの部屋を撮影してそれを反立体化して展示しているもの。部屋の雑然さ加減なら負けないと思いつつ見ていたが、なんとなく薄気味悪い気もした。キャラクターの抱き枕?部屋の大半を埋めたビデオとポスター?自分も音楽好き・読書好きなので部屋はCDと本で埋められているが、音楽や読書に興味がない人から見れば、"気味悪さ"は同じなのかもしれない。