丸谷才一/快楽としての読書 海外編

快楽としての読書 海外篇 (ちくま文庫)

快楽としての読書 海外篇 (ちくま文庫)

書評を見て面白そうな本を見つけてまたそれを読むのが楽しい。丸谷才一の評は自分の感覚とそれほどあっているわけでもなかったが、その理由を考えるのもまた楽しい。

ダウド・サットン/イスラム芸術の幾何学

イスラム芸術の幾何学:天上の図形を描く (アルケミスト双書)

イスラム芸術の幾何学:天上の図形を描く (アルケミスト双書)

イスラム建築を彩るタイル。タイルの複雑な文様が幾何学的な法則の繰り返しから生成されることをわかりやすく示してくれる本。

ラッタウット・ラープチャルーンサップ/観光

観光 (ハヤカワepi文庫)

観光 (ハヤカワepi文庫)

最後の話に出てくる女の子は作者なのかなと思って読んでいたら、解説には「彼」とあるので男性のようだ。若い時の心の動きを繊細にとらえた話が多い。

伊藤悠/シュトヘル 1-6

シュトヘル1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

シュトヘル1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

大学生の転生の話が全体にどうかかわってくるのかまだわからないが、「文字」の持つ力の描き方のすごさにねじ伏せられる。

村上春樹/1Q84 BOOK1-3

1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 (新潮文庫)

1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 (新潮文庫)

村上春樹の文体は大嫌いだったが、この本はすいすいと読めた。相変わらず男性主人公の方はあまり魅力を感じなかったけれども。「ノルウェイの森」よりよっぽど純愛だと思う。

三上延/ビブリア古書堂の事件手帖3

栞子さんと母親の関係とその現在に焦点があたった巻。伏線が置かれて同じ巻で回収されるとちょっとがっかりする。もう少し寝かせてほしいと思ったり。

うすね正俊/砂ぼうず1-14

砂ぼうず 1巻 (Beam comix)

砂ぼうず 1巻 (Beam comix)

もう完結していると思っていたら、連載中断中だった。主人公のずるさが特徴か。